十姉妹『殿姫』の観察日記

2009年12月23日

最後のブログ



今、殿と姫は虹の橋のたもとにいます


殿と姫は再会に、歓喜の声をあげて、

きっと青空高く舞い上がっている事でしょう


殿は再び目が見えるようになって・・

姫は胸いっぱいに緑の匂いを噛締めて・・



私は彼らの、ささやかな写真集を作成しました

最後に、お立ち寄りいただけると幸いです






「殿姫写真集」


初めて出会ったときは、もう3年以上も前

止まり木でギュウギュウにひしめき合って、

店員さんが手を入れると、死に物狂いで逃げ惑う


「ねえ君、ウチにおいでよ、怖がらないで。 もう誰も掴んだりしないから」


仲間から引き離され、小箱で震える、名の無き命                
                                


「でも寂しくないヨ」             
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「だってボクには・・」
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「歌が有るもの!! パピッるんるん
 



君は「殿」





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るんるんジュビッジュジューるんるん  

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「僕は男の子だよ〜」




君は「姫」









最初は身の回りの全てを怖がっていたね
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でも、時間を重ねるにつれ、だんだん気を許してくれるようになった
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憩いの空間に進入するカメラに向かい、挑戦的に威嚇する
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36×31センチのカゴの中で、君達は無敵だった














ボク達はペット


その命は人間の心を癒す為だけに創られる




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でもボク達にとっちゃ、そんな事どうでもイイんだ


与えられた自由の中で、精一杯生きるのみさ


ただ、1つだけ、感謝してる事があるんだ


ボク達を一羽ぼっちで飼わないでくれて


ありがとう


友達を     ありがとう




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果てしなく広がる大地も、高い大空も知らないけれど

殿と姫は毎日嬉しそうに翼を広げ、部屋の隅々を、めい一杯飛び回ってくれた

姫が壁すれすれに飛び立つと、それを追うように内側を旋回した殿

でも、よく着地に失敗するから、姫はいつも心配していたね







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・・・・・・・姫・・・・・・・


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お別れは突然に






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・・・・・殿・・・・・ 

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よく頑張ったね







殿、姫、さようなら

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私を愛してくれてありがとう、信じてくれてありがとう、思い出をありがとう


君達を、生涯忘れない




「十姉妹『殿姫』の観察日記」 は本日をもって終了します

あまりにもの切なさに、更新が辛い時期もありましたが

小鳥を愛する方々の支えの中で、最後まで綴りきることが出来ました

励ましのコメントをくださった方々、ずっと見守り続けてくださった方々


長い間、お世話になりました




・・・・心より、ありごとうございます・・・・・




posted by chiaki at 03:48| 大阪 ☀| Comment(85) | TrackBack(0) | 殿姫写真集 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月15日

「殿」 気高い野生

先ほど、殿とお別れしてきました
昨夜は何度も、手で包み、温めては頬ずりしました
真っ白な殿、かわいい殿、私の殿

私は幸せでした、それに今まで気が付かなかった
惜しみない愛情で包まれ、小さな体の全てを委ねられ
私は応えられる時間と情報に恵まれ、貯金もあった

その私が最後に選んだ医療は・・
それが過ちであっても構わなかった
どれだけの大罪であっても構わなかった
愛情と信頼への裏切りで有っても構わなかった

殿が苦しまずに眠れるのなら

なのに私は、後悔しています、恐ろしい程に
本当にあの時、わたしがあの決断をしなかったら
長く残酷な試練が殿を襲っていただろうか?
ゆっくりと安らかに眠っていたかもしれない
いいえ、たとえ悲惨な運命でも
殿にはそれを受け入れる野生の強さがあった
最後まで戦い抜こうとしていた
側で私に支え続けて欲しかった、見守っていて欲しかった


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私はふと、窓の外を見上げます
空はいつもと変わらず透き通るように青く
ふわふわ漂う白い雲が、まるで羽毛のよう
殿はどんな時も私に言ってくれた
「泣かないで飼い主さん、僕は飼い主さんが大好きだよ」

殿、ごめん、ごめん、ごめん

私は殿に、誤る事しかできなくて

ベランダの前に小さな林があります
それはいつも殿と姫が見つめていた窓の向こう
野鳥達が飛び交い、焦がれて病まなかった緑の世界
軟らかく重なった落ち葉の下に

殿と姫が眠ります

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posted by chiaki at 17:40| 大阪 ☁| Comment(6) | TrackBack(0) | 私の「殿」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月14日

「殿」 姫のもとへ


皆様、申し訳ありません
殿は昨日、安楽死でなくなりました
殿を応援してくださってきた皆様

本当にゴメンなさい
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肝臓が体一杯に膨れあがり、水も飲めず
酸素を充填しても、呼吸がままならず
それでもなお燃え続けようとする
殿はそんな強い命の灯火でした


これ以上苦しまぬよう、麻酔の霧を注ぎ込んでもらいました
深く、深く、ずっと深く・・
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でも殿は頑なに眠ろうとしませんでした
気を失っても、いつまでも鼓動はつづきました



殿はずっと重い病気と戦っていました
この気力と生命力で勝ち抜いて、今日まで乗り越えてきたのです
そして最後に私が・・・
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・・・ただ1つ、明らかな事があります
それは、私は生涯、殿の十字架を背負って歩いてゆくという事
それが、命の判決を下した者の、宿命だという事



殿は今、静かに眠っています

明日、姫のもとへ、旅立ちます



posted by chiaki at 14:17| 大阪 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 私の「殿」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月06日

風船の正体

先月、僕は奈良の病院に行ったんだ
そして2回目の今日、遂に風船の正体が分ったのさ (通院グッズですバッド(下向き矢印))
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それは 腫れた肝臓、原因は多分ガン。  精巣腫瘍じゃなかったの
ただ、これもやっぱり治らないんだって



でもションボリしないで、飼い主さん。僕は大丈夫だから
未来の命の保証なんて求めるのは人間だけさ
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この世には健康なまま命を絶たれる動物達が沢山いる。ううん、殆んど皆そう

僕は恵まれ者。 医療に助けられながら、今もこうして生きている




先月 「小鳥専門の病院」に行って参りました
レントゲンと超音波と2週間の投薬で、判った事をとても丁寧に説明して頂きました。


小鳥は病気を隠し、元気に振舞うと言われています。
でも殿は膨れたお腹をさらけ出し、私に病気と向き合う時間を充分にくれました。
通った病院もかれこれ5件、もう心残りはありません。



posted by chiaki at 03:25| 大阪 ☀| Comment(16) | TrackBack(0) | 「姫」に贈る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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