十姉妹『殿姫』の観察日記

2008年09月30日

「姫」  私のエンジェル


今日、姫が亡くなりました

丸くなっている姫をみて、保温対策を施したのは昨日の事でした

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今朝、姫は餌も食べず、寝床の隅でうずくまっていました

私はエアコンを全開にし、姫を見守りました

ペレットを水で溶かし、ストローで与えてみました

コクコク美味しそうに飲んだので続けて与えました

1滴・2滴・3滴・・・・5滴。

突然、姫が口を開け、苦しみ出しました

呼吸はどんどん小刻みになり

嘴からピューピュー悲鳴のような吐息が聞こえます

気道が塞がった!?

指先で姫の姿勢を変えるも状況は変わりません

姫の苦しむ時間は永遠の様に続きます

何分経ったでしょう。閉じていた姫の瞳がカッと見開きました

そして、あえぐように痙攣をします

コック・コック・・・コック・・・・コック・・・

姫の首がゆっくり下がってゆきました

瞳が静かに閉じていきます

姫は窒息死しました

小さな命は、計り知れない苦痛の彼方へ去っていったのです

CIMG5637.JPG

私は姫を手の平にすくいました

自力で病と戦っていた姫に、私は何て余計な事をしてしまったんだろう

静かに眠る姫を、殿の側にかえしました

姫が苦しむ間、心配そうにずっと寄り添っていた殿

なのにもう、目の見えない殿は、姫を見つける事も出来ません

止まり木の端から端までウロウロしては、ピーッと叫び声をあげ

落っこちるように下に降りては、隅々まで徘徊します

それを何度も何度も繰り返します いつまでもいつまでも繰り返します

殿、姫はいつもの寝床に居るよ、ほら、今、君の目の前なのに・・

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姫は、以前一羽で暮していた殿の「友達」として招きました

最初、殿は姫を受け入れませんでした

私も、元気な姫より、病気がちな殿ばかり気に掛けていました

でも姫は殿を慕い、陽気に歌い続けました

本当に健気で優しいコでした

もしエンジェルが実在するとしたら、それは姫、君の事だよ

私はもっともっと君を大切にしなければいけなかったね

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             沢山の十姉妹が所狭しとひしめき合う

             そんなペットショップの鳥カゴから

              私は以前「殿」一羽を連れ出した



                  そしてもう一羽

             同じ場所から 我が家に招き入れるべく

            小さな「命」を選び、小さな箱で連れて来た

                
                 その名は「姫」

CIMG4035.JPG

           このブログは、今日で幕を閉じます


        悲しい終わり方になった事を深くお詫び申し上げます

         訪れてくださった、小鳥を愛する心優しい方々


              本当に有難うございました
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posted by chiaki at 13:25| 大阪 ☔| Comment(15) | TrackBack(0) | 私の「姫」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
初めてコメントします。
以前手乗り十姉妹を飼っていたことがあるので、二羽の十姉妹のかわいさと、飼い主の鳥への愛情をブログを通じて強く感じ、いままで楽しく読ませていただきました。
chiakiさんは動物を飼うのは初めてだったのでしょうか?
飼っていればいつかはお別れの日が来るわけですが、生き物を飼うことによって、命の大切さを改めて知ることになるのだと思います。
「姫」ちゃんだってchiakiさんの愛情を受けて今まで育ってきたのですから、自分を責めないでください。
これから「殿」ちゃんがどうなってしまうのかとても心配です。
目が不自由な「殿」ちゃんが少しでも長く元気でいられるよう願っています。
Posted by リュウ at 2008年09月30日 23:24
今まで、ご愛読くださって、有難うございます
「人間による、小鳥の為のブログ」
そんなマニアックな視点で、細々と更新してまいりました

生き物を飼うのは、初めてではありません
しかし最後を目の当たりにしたのは、今回の「姫」が初めてです
とてもショックでした。今だ頭が混乱しています

ただ、ただ、眠るように逝かせてやりたかった

穀物のみを食す、罪無きエンジェル
そんな姫に安楽処置すら施せなかった、自分へのもどかしさ
まだ私は、後悔の念から抜け出せずにいます
生き物を飼うという事は、こういう事なのですね

さて「姫」を失った「殿」ですが、実はどうするか未定です
手乗りとなったとはいえ、一羽暮らしのまま、私の愛情だけで生活させるのは寂しいでしょう
今からでも新しい相方を探すべきなのか・・

殿の心配して下さって有難うございます
今後は、殿の幸せの為に最善を尽したいと思います
Posted by 管理人のCHIAKI at 2008年10月01日 01:57
こんにちは。
昨夜記事を読ませて頂いてスグにはコメント出来ず涙が頬をつたい突然の事を受け入れられずにいました。
殿ちゃんの体調の方に気持ちが向いていたので何度読んでも信じられなくて・・・・
CHIAKI さんは愛情深く育てていらっしゃったので悲しみが大きいと思います。
最後にCHIAKI さんからペレット水をもらって姫ちゃんは喜んでいると思います。
ご自分を責めずに落ち込まないで下さいね。
先日、我が家の白梵天の子を譲って頂いたショップの店員さんと話した事なのですが犬や猫よりも小鳥は病気になってしまうと本当に難しく気づいた時には遅い事が多いんです・・・と言われていました。
殿ちゃんに、とても優しくしていた姫ちゃんに
もう会えないのはとても淋しいです。
そして私も今後の殿ちゃんの事が凄く気になって仕方ありません。
目が不自由なぶん、囀りや身体の温もりが唯一の支えだったと思うし、殿ちゃんの気持ちが沈んでしまうんじゃないかと本当に心配です。
今回でブログが終わってしまうのは、とても残念です
もしCHIAKI さんの気持ちが変わったら、また是非更新して下さい。
殿ちゃんの今後の様子 見守っていきたいです。
Posted by ゆみこ at 2008年10月01日 13:30
ゆみこさん、突然の幕閉じをしてしまい、申し訳ありません
そして何より、殿姫に愛情を注いで下さった矢先に、つらい事実を突きつけて、悲しませてしまいました・・ごめんなさい・・

私は今しがた、近くの山で、姫とお別れしてきました

殿は昨夜、寝床につこうとはしませんでした。そして、そのまま止まり木で朝を迎えました 
でも今朝は陽気に歌い、昨日の様に、姫を探し回りません
ただ、スズメの囀りが少しでも聞こえたら、窓に向かってピーッ、ピーッと大声で叫びます
姫を呼んでいるのでしょうか
そういえば殿は、お迎えしたばかりの時は、こんな感じでした
今思えばあの時、離れ離れになったペットショップの仲間達を呼んでいたんですね
殿を又、一羽ぼっちにしてしまいました

今後の更新についてですが、今まで殿姫を大切に見守って下さった方々に、今後を押し隠したくはありません
でもどうしても、心が整いません
身勝手な話なのですが、どうかしばらく、時間を下さい
Posted by 管理人のCHIAKI at 2008年10月01日 19:22
文鳥を2羽飼っているものです。
以前から時々こちらをのぞかせていただいていましたが、今回初めてコメントします。
いつも読んでいて飼い主さんの愛情がとても感じられました。
本当に悲しみはなかなか癒えないものだと思います。
姫ちゃんへの感謝が少しでもCHIAKIさんの心の安らぎになればと思います。

私は子供の頃からずっと文鳥を飼っていますが、自分の不注意で逃がしてしまったことが一度、事故で失ってしまったことが一度ありました。
小鳥を飼っている限り、どんなに愛情を持っていても思いがけない事になる可能性があるのだと思います。
今の文鳥たちを大切に思い、楽しく過ごすことで失ってしまった鳥達への感謝になればと考えています。

どうぞまたいつか再開して下さいね。
Posted by カオ at 2008年10月02日 15:01
はじめましてカオさん。
励ましのお言葉を、有難うございます。
私を気遣って下さる気持ちが伝わり、どれだけ心が安らいだかわかりません。
独りよがりなブログでしたのに、ちゃんと見て下さっていた方々の存在を知り、温かみを感じずにはいられない今日この頃です。
カオさんも、過去に愛鳥を、辛い亡くし方をされているのですね。
小鳥を飼った経験のある人達の間では、決して珍しい話ではないのかもしれませんね。

お別れの日、私は一日中姫と過ごしました。
机で一緒に御飯を食べ、太陽の下で一緒に洗濯物を干しました。
皿巣で眠る姫が愛おしくてたまりませんでした。
 
今、姫は元気に羽ばたき、私の胸の中を心地よく満たしています。
床を這って寄って来ては、丸い瞳で私を見上げます。
こうやって鮮明に甦る姫の姿は、いつか思い出にかわるのでしょう。

沢山の素敵な思い出を残し、その身を持って命の重さを教えてくれた姫。
今、生きている殿を大切にする事が、そんな姫への感謝に繋がる、きっとそうですね!

カオさんの今の文鳥達は、先代の鳥達への愛情を引継いで受け、とても楽しく過ごしている事でしょう
今度、是非、伺いたく思います



Posted by 管理人のCHIAKI at 2008年10月03日 02:55
コメントへの返事ありがとうございました。
殿ちゃんが翌日は元気そうだったことを知って、少しばかり安心しました。
殿ちゃん、姫ちゃんがいなくなってしまったことを、悟っているのでしょうか・・・?
私も7年前に手乗りの十姉妹を亡くしたときは、しばらくぽっかり穴があいたような気持ちになりました。
小さな鳥でも存在感は大きかったのですね。
今は手乗りの文鳥を飼っていますが、これからもっと愛情をかけてあげなくては、と思っています。
命の大切さを、このブログを通して改めて感じました。感謝します。
またいつか再開してくださる日を待っています。
Posted by リュウ at 2008年10月05日 01:30
リュウさんご心配お掛けしました。
殿は日々、ひたむきに生きています。
殿が姫のいなくなった事を悟っているかは分りません。
ただ、姫の命の灯火がこの世から消えた瞬間、 殿は、まだ暖かな姫の羽毛にその身を寄せながらも、突然姫を見失い取り乱したのが印象的でした。


その時、彼らの魂は私の見えないところで繋がっていたのだと知りました。

姫が去ってから殿は、絶え間なく歌い続けるようになりました。
もろく壊れそうな心を寂しさから守っているかのようです。
私は出来る限り殿の側に居る事を心がけています。
姫の代わりは勤まらないけれど、
どんなに生活が忙しくなっても、殿の為に時間を裂く事を惜しまないつもりです。

リュウさんは手乗り文鳥を飼われているのですね 。
きっと、リュウさんから愛される為だけに、そこに存在している彼だと思います。
掛替えのない彼を、これからも大切にして下さい。
私も殿が心から楽しげに歌えるよう、出来る限りの事をしようと思います。
どんな形でかは申し上げられませんが、その日が来たら必ずお伝えします。
Posted by 管理人のCHIAKI at 2008年10月06日 13:16
こんばんわ。
その後いかがお過ごしですか?
もう随分涼しくなってきましたネ。
我が家の足の悪い白梵天君も、だいぶ立派になり
今ではオス独特の囀りを一人前にするようになりました。
その子とは別に飼育している3羽の十姉妹の籠で4個の卵を確認しました。
小さな身体で小さな卵を産み育てているのを見ると大小関係無く生きていく事って力強いなぁ〜と痛感します。
もしかしたら・・・と思い、毎日こちらにお邪魔しています。
白梵天君をお迎えする勇気を頂き、そのお陰で白ちゃんから癒されているのは、こちらのブログに巡り会えたから・・・。
これから寒さが厳しくなっていきます、お体に気を付けられて下さいね。
Posted by ゆみこ at 2008年10月22日 02:09
こんばんわ。
大阪も、とても涼しくなってきました、もう秋なのですね。
夕方、高い空を見上げると、鳥達がゴマを散りばめた様に飛んでいる事があります
私は幼い頃から鳥を眺めるのが大好きでした。
野生の中で常に追われてきた彼等を自分の手の内に囲い、
そこに安心と幸せに満ちた空間を築くのが夢でした。
でもそれがどんなに覚悟と責任を必要とする願いだったか、
私は殿姫を思うままに管理してやっと気付きました。

白梵天君を放っておけなかった優しいゆみこさん、
このブログを心の片隅みに置いてくださり有難うございます。
ただ、訪れてくださった数だけ、御期待を裏切ってしまい、申し訳ありません。
私は今、殿の将来について悩んでいます。
未だ方向性が定まらず、殿を心配して下さる方がおられるにも関わらず、
何もお知らせが出来ずにいます。

今、唯一お知らせできるのは、殿は今日も元気に生きてくれていると言う事です

これからどんどん冷え込んで、特に小鳥さんt達には厳しい季節になりますね。
卵を産み育てているの3羽の十姉妹さん達に、元気な雛が授かりますように・・
Posted by 管理人のCHIAKI at 2008年10月23日 18:15
初めまして
うちの十姉妹が若年性白内障になり
どうしたらいいのかと、検索をしていたら
ココに辿り着きました。

ブログを全部拝見させて頂きました。
飼い主様、姫ちゃん、殿ちゃんの愛情がいっぱい伝わって泣きそうになりました。

姫ちゃんの事は、残念ですが
このブログのおかげでうちの十姉妹は
視力を失っても生活していけるように
してあげることが出来ました。
飼い主様、姫ちゃん、殿ちゃんに感謝でいっぱいです。
本当にありがとう。

またいつか再開してくださる日を待っています。
Posted by まめぼん○ at 2008年10月30日 03:23

初めまして
コメントを拝見するや否や、
私は、まめぼんさんのブログへ、すっ飛んでいきました。
そして時間の経つのも忘れて、見入ってしまいました。

ホースの止まり木、有難うございます、とても嬉しかったです。
いつか真っ白な世界に包まれるソイちゃんの助けになれれば、
このブログを立ち上げて、本当に良かったと、意味が在ったと、
私は心から喜びを噛締める事が出来ます。

人為的な交配により誕生した、小さな白鳥の様な白十姉妹。
皮肉にも、白内障のリスクを強く背負って生まれる彼らの中に、
殿同様に一本の止まり木を伝い歩く、ソイちゃんという女の子が居る

お知らせ下さって有難うございます。
とっても励みになりました。
Posted by 管理人のCHIAKI at 2008年10月31日 16:04
こんばんは。
数日前から、急に冷え込むようになってきましたね。
姫ちゃんが亡くなって二か月近くになりますが、殿ちゃんお元気ですか?
これから寒さも厳しくなって、小鳥たちには保温を考えてあげないとならない季節ですね。
ブログを見るたびに、どうしているかな・・・と思います。
殿ちゃん、そしてCHIAKIさんも体調を崩したりしませんように・・・。
Posted by リュウ at 2008年11月24日 20:24
こんばんは。
急に冷たい風が吹くようになりましたね。殿は相変わらず毎朝元気に歌っています
ですが、殿の瞳の中の、視界を遮る白い霧は、日を重ねるにつれ更に濃くなり、
少しずつ少しずつ、殿は行動範囲を狭め、座って時間を過ごす事が多くなりました

そんな殿の姿を、充分な幸せで満たせてやれていない現実を、
殿を心配して下さる方々に、お伝えする決心が、たった今、ようやく整いました。
不規則ではありますが、このブログの再開にて、綴ってゆきたいと思います。

今まで殿姫を、そっと見守って下さったリュウさん、感謝の気持ちで一杯です。
これからも、このブログにとって、リュウさんは大きな支えです・・・。
Posted by 管理人のCHIAKI at 2008年11月25日 03:17
こんばんは。
ブログ再開への気持ちになってくださったこと、嬉しく思います。
他の人も、きっと同じだろうと思います。
白内障になってしまった十姉妹を取り上げたブログは少ないと思いますが、同じ境遇にある飼い主さんも多くいることでしょう。
このブログがそういった方への励ましになると良いですね。
殿ちゃんの近況報告、お待ちしています。
Posted by リュウ at 2008年11月27日 23:10
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