十姉妹『殿姫』の観察日記

2009年12月15日

「殿」 気高い野生

先ほど、殿とお別れしてきました
昨夜は何度も、手で包み、温めては頬ずりしました
真っ白な殿、かわいい殿、私の殿

私は幸せでした、それに今まで気が付かなかった
惜しみない愛情で包まれ、小さな体の全てを委ねられ
私は応えられる時間と情報に恵まれ、貯金もあった

その私が最後に選んだ医療は・・
それが過ちであっても構わなかった
どれだけの大罪であっても構わなかった
愛情と信頼への裏切りで有っても構わなかった

殿が苦しまずに眠れるのなら

なのに私は、後悔しています、恐ろしい程に
本当にあの時、わたしがあの決断をしなかったら
長く残酷な試練が殿を襲っていただろうか?
ゆっくりと安らかに眠っていたかもしれない
いいえ、たとえ悲惨な運命でも
殿にはそれを受け入れる野生の強さがあった
最後まで戦い抜こうとしていた
側で私に支え続けて欲しかった、見守っていて欲しかった


CIMG6413.JPG


私はふと、窓の外を見上げます
空はいつもと変わらず透き通るように青く
ふわふわ漂う白い雲が、まるで羽毛のよう
殿はどんな時も私に言ってくれた
「泣かないで飼い主さん、僕は飼い主さんが大好きだよ」

殿、ごめん、ごめん、ごめん

私は殿に、誤る事しかできなくて

ベランダの前に小さな林があります
それはいつも殿と姫が見つめていた窓の向こう
野鳥達が飛び交い、焦がれて病まなかった緑の世界
軟らかく重なった落ち葉の下に

殿と姫が眠ります

CIMG3474.JPG






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posted by chiaki at 17:40| 大阪 ☁| Comment(6) | TrackBack(0) | 私の「殿」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ただ、涙がこぼれるばかりです。
CHIAKIさんの無償の愛に包まれて、殿ちゃん・姫ちゃん、天国からきっと微笑んでくれていると思います。
こんなに沢山の写真を撮って貰って、多くの人から愛されて・・・
私も殿ちゃん・姫ちゃんから本当に力を頂きました。
毎朝、お線香をあげる度、殿ちゃん・姫ちゃんにも八王子から祈りを捧げています。
出会いの瞬間から別れのカウントダウンが始まるように、別れの瞬間から再会へのカウントダウンが始まります。
天国での再会を信じて、精一杯生きて下さい。CHIAKIさんが背負った十字架は、大きく重たい物かも知れません。
それだけ、心の優しい方なんですね。
いつか、この日が来ることは覚悟しておりました。
とても他人事とは思えないのです。
私の家の十姉妹たちにも、出来ることであれば、自分の命を分けてあげたい。

まだ、動揺が収まらず、取り留めのない文になってしまいました。
殿ちゃん・姫ちゃんが、我が家から旅立った小鳥さんたちと、天国で幸せに暮らしてくれる事を、毎日祈り続けます。
私自信、みんなに再会出来る日が訪れるまで、毎日、毎朝・・・必ず。

いつか心が落ち着きましたら、新しいお友達を迎え入れてあげて下さい。
それが、殿ちゃん・姫ちゃんへの最高の供養になると思います。
Posted by 加藤真理 at 2009年12月18日 22:13
CHIAKIさん泣かないで
殿ちゃんはCHIAKIさんのことを大好きだけれど
姫ちゃんのことも大好きだと思う。
どっちの道を選んでも後悔は残ったんじゃないかな
ならば、ちょっとはやく殿姫ちゃんが再会するのも悪くないと思います。

安らかに。
うちのソイのお友達になってあげてね
Posted by まめぼん○ at 2009年12月19日 02:53
★加藤真理さんへ
祈りを捧げて下さりありがとうございます。
真理さんの流してくださった涙は、
殿の魂を、姫の魂を、天国へ導いてくださります。

殿、姫を自分の事のように心配して下さる方が、
この記事を目の当たりにした時、
どの様なお気持ちになるのか、どれだけ悲しまれるか、分っていながら
現実を私一人で抱えきれず、助けを求めるような気持ちで綴りました。
これは、心の行き場を失った飼い主の懺悔です。
真理さんの、お言葉の一つ一つが、そんな私を救ってくださいます。
とてもありがたく、そして申し訳なく思います。

最後の日、殿は息苦しそうに首をもたげ、うっすら嘴を開けながらも、
その目は生きようとする意志を失っていませんでした。

そう、あの時、自分の命を分けてあげれたら
いいえ、病気を自分が吸い込んであげれたら
それが出来たらどれだけ素晴らしかったでしょう・・それが出来たら・・!!

しばらくは小鳥をお迎えできなかった真理さんのお気持ちが、今わかります
出会いの瞬間から、お別れのカウントダウンが始まるのなら、
私ももう、出会いが恐ろしくてたまらない。

別れの瞬間から再会へのカウントダウンが始まるのなら、
私は前を向いて歩いていけます。十字架と共に、これからも。

今まで私は、祈りを捧げる習慣はありませんでした。
でもこれからは毎日祈ります。真理さんと同じように、毎日、毎朝。
「どうか皆、天国で幸せに、そしていつか、必ず会おうね」
Posted by CHIAKI at 2009年12月19日 04:23
★まめぼん○さんへ
もう1つの道を選んでも、後悔していた・・
殿は、ちょっと早く、大好きな姫と再会できた・・

まめぼん○さん、涙が止まりません
画面がぼやけて見えません
ありがとうございます。
心の荷物が崩れて、溶けてゆきます。

そんな風に、思えなかった、苦しかった、
ただ、謝ってばかりしかできなかった。

天国のソイちゃん、どうか殿と姫をよろしく。
一緒に遊んであげてください。
Posted by CHIAKI at 2009年12月19日 04:49
涙が溢れてとまりません。CHIAKIさん、赤の他人ですが今は沢山泣いていいと思いますよ。それだけ、殿ちゃんを愛している証なのだと思いますよ。いつか必ず天国で出会える日が待っていると思います。ご自分の身体も大切になさって下さい。 …そしてこの場を借りて…『殿ちゃん、姫ちゃんと天国でいっぱい鳴いていっぱい羽ばたいてね、ありがとう』
Posted by プリン at 2009年12月19日 22:52
★プリンさんへ
悲しいお別れになってしまい、申し訳ありません。
流して下さった涙は、天国の殿と姫に届いていると思います。
私は、失ってから気付いた事が大きすぎて、まだ昨日の事のようですが
再会を信じて、少しづつ、前を向いて歩いてゆこうと思います。

プリンさんも、ご自身のお体を大切になさってください。
今まで殿姫に会いに来てくださり、ありがとうございます。
Posted by CHIAKI at 2009年12月21日 17:27
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