十姉妹『殿姫』の観察日記

2009年12月06日

風船の正体

先月、僕は奈良の病院に行ったんだ
そして2回目の今日、遂に風船の正体が分ったのさ (通院グッズですバッド(下向き矢印))
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それは 腫れた肝臓、原因は多分ガン。  精巣腫瘍じゃなかったの
ただ、これもやっぱり治らないんだって



でもションボリしないで、飼い主さん。僕は大丈夫だから
未来の命の保証なんて求めるのは人間だけさ
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この世には健康なまま命を絶たれる動物達が沢山いる。ううん、殆んど皆そう

僕は恵まれ者。 医療に助けられながら、今もこうして生きている




先月 「小鳥専門の病院」に行って参りました
レントゲンと超音波と2週間の投薬で、判った事をとても丁寧に説明して頂きました。


小鳥は病気を隠し、元気に振舞うと言われています。
でも殿は膨れたお腹をさらけ出し、私に病気と向き合う時間を充分にくれました。
通った病院もかれこれ5件、もう心残りはありません。



posted by chiaki at 03:25| 大阪 ☀| Comment(16) | TrackBack(0) | 「姫」に贈る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月20日

近況報告


最近、急に冷え込み、保温が難しくなりました
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天井をグッと低くして、これで何とか、28℃を維持してます


圧迫感がありそうですが、幸い、殿は気づいてないようです
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( ビーズ付ミラーはアクリル板をはめて、光を通しています )


殿には栄養剤と乳酸菌、そして肝臓を助ける薬を与えています(肝臓が悪いそうです)
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ホルモン剤は、効き目も空しく体調を崩すので、病院と相談の上、中止しました


一時は砕いたペレットしか食べれなかった殿ですが、皮付餌を好むようになりました

少し食べては昼寝をして、少し食べては昼寝をして・・・小さくとも健康的な糞をします


今、殿のお腹では、小さな臓器達が病気に負けじと頑張っているのでしょう


≪お腹の中の声≫
僕は胃。僕は腸。僕は砂肝。
体の奥から「なにか」が押し寄せる
オマエの正体は何だ!?悪い腫瘍か?内臓脂肪か?
だけれども、なんのその
僕等は狭くなったスペースでも、消化活動をこなすのさ
もうこれ以上「なにか」を膨らませやしない

守れ!僕等のお腹
そして殿を明日へ導くのだ!


posted by chiaki at 05:18| 大阪 ☀| Comment(4) | TrackBack(0) | 「姫」に贈る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月27日

飼い主さん退院



いつも通り、僕は朝日と共に目覚めて、日が沈むと眠りに就く
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何も変わらない日常が流れていた。でも何かが足りないんだ


突然 「殿!」「殿!」 と 僕を呼ぶ声がする
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もしかしたら、ひょっとしたら・・



差し伸べられた手に滑り込むと、その手は絹ごし豆腐を扱うように、僕を包んだ
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僕はこの温もりを知っている。 ううん、ずっと待っていた

お帰り僕の飼い主さん

しばらくこのまま眠らせてね




私は10日の入院を終えると真っ先に殿に会いに行きました
殿は換羽で辛そうでした

「なぜ飼い主は姿を消したのか、いつ帰ってくるのか。周囲の状況も何も判らない」
「だけどもとりあえず、今日と明日を頑張ろう」
きっとそうやって、1日1日を乗り越えてきた殿
一羽にしてごめんね

私は手術で治療ができました
でも殿は・・・

私はパートを長期間お休みすることになりました
これからは殿の側で過ごします
posted by chiaki at 14:20| 大阪 ☀| Comment(8) | TrackBack(0) | 「姫」に贈る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

飼い主さん入院


突然だけど僕、先月から、カゴなしの生活してるんだバッド(下向き矢印)こんな感じ
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放熱を遮断する為に床は底上げされ、暖房効率を上げる為に天井は低くなった


そんな生活に馴れた頃、飼い主さんは、更にお家を改造しだした
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僕のお留守番の準備らしいんだ


餌が殻まみれになって困らないよう、バナナ水入れを斜めにセットしたり
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冷えすぎる日に備えて、2個目のアンカ(サーモつき)を敷いてくれたり


僕? 僕はいつもと変わりなく、朝に歌って、ご飯を食べて昼寝して
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いつもと変わりなく、そう、この日常を続けるんだ


10月のはじめ頃、私は良性の腫瘍を取るため、手術する事にしました。
しばらく留守にするので、殿の世話は、主人に託しました。
早朝から夜遅くまで、殿は閉めきった部屋で、一羽で過ごす事になりました。




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2009年09月21日

暖かさの中で


平飼いは底冷えすると知った飼い主さんは、急遽、暖房と屋根を入れてくれたCIMG8494.JPG CIMG8397.JPG
( 教えて下さったまっつさん、有難うございます!!)


こんな時、ふと思うんだ。 人間って暖かいんだな〜って
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ショップにいた頃は、人間が怖くて仕方なかった
止まり木で溢れかえっていた仲間達は
一羽、また一羽と店員さんの手に捕えられ
もう帰ってはこなかったっけ

みんな、どうしてるの? 何処かで幸せな生活を送っているの?
僕は幸せだよ。 時々お腹が辛い時もあるけれど
安心に満ちた毎日を送っているよ


posted by chiaki at 14:02| 大阪 ☀| Comment(14) | TrackBack(0) | 「姫」に贈る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月05日

奇跡が

僕は迷路をさまよっていた

本当に出口は有るの?

心の何処かで底知れぬ不安と戦いながら

それでも僕が進んでいたのは

ゴールの存在を信じていたから?

時間の中であがきながら

ついに僕は一筋の光を見つけた



お腹の痛みはスウッと消えた。

なんだそうか、僕はちょっとの間、体調を崩していただけの事なんだ
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もう大丈夫。そうでしょ?飼い主さん。



玄関のドアを開けると、部屋からブ・・ブブブ・・!!私を呼ぶ声
声を掛けると殿は、ピーと叫び声をあげて羽ばたきました
足が一瞬、止まり木から浮いたようでした
掬い上げた手の平で殿は嬉しそうに歌い出します
・・・ブキャッ・ブキャッ・・・
籠の底に形のある糞がありました。お腹が安定したのでしょうか

よほど嬉しかったのでしょう

殿が飛んだのは数ヶ月ぶりでした
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2009年08月23日

殿の手紙A

姫、見てる?

最近ね、何だか体が変なんだよ

シッポを上にあげているのは、お腹が痛いからなんだ

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時間はピンと張り詰めて、一秒一秒がとても長いよ

でも僕は、耐えていこうと思うんだ。  

あの日、あの時、君が通らねばならなかった最後の試練に比べれば・・


ただ今夜の僕は、シッポをおろす事が出来そうにないよ

この事は、飼い主さんには秘密さ、心配するからね



ほら、もうすぐ夜が明ける
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僕は今夜も生き抜いた

そして明るい朝を迎えるんだ



夜覗くと、殿はとても辛そうにしていました。
沈黙に悲鳴を閉じ込めて、一秒一秒を病気と闘いながら、懸命に生きていました。
自然界で追われ続けてきた弱者特有の、耐え抜く本能がそうさせるのでしょうか。
明け方に嬉しそうに叫ぶ声から、生きている喜びが伝わってきます。
殿は病気に負けたりしません。夜明が来るたびに、必ず元気を蘇らせます。
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2009年08月14日

神様!!

殿 「最近、風船がどんどん膨らんで、僕のお腹は妊婦さんのようになった

ウンチが糸ミミズみたいに細くなった。 けど、全く出ないわけじゃない
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ご飯を一気に消化できなくなった。 なら、小分けして食べればいいんだ
いまや僕は、夜中にだって食事する


座ってばかりで退屈することも多いけど、楽しい事だって沢山ある
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陽射は気持ちいいし、水浴びしたり、飼い主さんと遊んだり

僕は、生まれてきて本当に良かったなぁ〜って思うんだ




神様、殿の体を治して、なんて願いません
でもどうかこれ以上は、殿の風船を膨らませないで下さい
今のままなら、今の状態ならかろうじて、殿は静かに、生きていけるのです



posted by chiaki at 16:34| 大阪 ☀| Comment(12) | TrackBack(0) | 「姫」に贈る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月01日

浴びたいの!!

         時折、殿はバナナ水入れの水を散らす仕草をみせます
          これは 「水浴びがしたい!!」 という合図
          私は暖房を全開にして、殿を水浴び器へ導きます
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     水浴び後、ブルブル震える殿を、急いでエアコン前へかざします
そうして、水を弾かなくなった羽根を一気に乾かして、貴重な体温を封じ込めます


        体が乾くと、しばらく殿は手の平にぺったりと座り込みます
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         何だかんだいっても、結構毎日を楽しんでいるようです


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2009年07月26日

平飼い?

          殿 「僕は籠の底で生活するようになった」
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     「それは僕が、頻繁に止まり木から落ちるようになったからさ」


「とは言え、地面から少しだけ浮いてるの。だから、それほど違和感ないよ」
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    「ただベッドを出ると突然、餌場にワープするのは変な感覚だね」


        「以前にも、こんな模様替えがあったような・・・?」



まだ完全ではありませんが、平飼いへの改造の第一歩です。
止まり木は、今までより太めで短く、「の」字型から「U」字型にかわりました。
(殿の目に映る事を期待して、ピンク色にしてみましたが、効果は有りませんでした)

今後、さらに高度を下げる予定ですが、デザインはこのままで行こうと思います。



posted by chiaki at 18:45| 大阪 ☁| Comment(4) | TrackBack(0) | 「姫」に贈る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月20日

闘病生活

        殿 「僕は遠くの病院に行かなくて良くなった」
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    「そのかわり飼い主さん、お薬を沢山もらってくるようになったよ」


「僕の主食は砕いたペレット。粉もんは、お腹でスグ溶けるから、大助かり」
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       「季節は夏。天然の保温が僕を包んでくれる」

僕の風船は日に日に膨らんでくよ。でも僕は大丈夫、側にいてね、飼い主さん



いつ目を向けても、殿は寝床で座っている姿ばかりを見せるようにになりました。
触れると、嬉しそうに羽根を膨らませます。手を差し出すとポテッと乗っかります。
今までと変わらずに、ふわふわでカワイイ殿、重い病気だなんて、嘘のようです。

posted by chiaki at 13:38| 大阪 ☔| Comment(5) | TrackBack(0) | 「姫」に贈る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月28日

探し物

               今日、僕は初めて電車に乗った
         2回も乗り継いで、はるばる2時間、遠く遠くの病院へ・・
                 飼い主さんが言うにはね
この世の何処かに奇跡の治療法があって、まだ出会ってないだけなんだって
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               僕は検査をいくつか受けた
        一日がかりの通院だったけど結局、奇跡はなかったよ

     ねえ飼い主さん、探し物はなあに?僕の元気な未来の姿?
今、僕は元気だよ、飼い主さんと過ごせる時間を、いつも楽しみに待ってるよ



殿をなんとしてでも治したい、そんな気持ちが、嫌がる殿を遠くの病院へ導きます
そして、ついつい、元気な殿の貴重な1日を消費してしまいます。
殿が自分から治療を求める様子は有りません。
ただただ、自分のからだの異変を受け入れ、今を大事に生きています。



posted by chiaki at 22:57| 大阪 ☁| Comment(5) | TrackBack(0) | 「姫」に贈る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月20日

新しい生活

「飼い主さんはベッド脇に何やらゴソゴソゴソ・・そう、また得意の改造だね」
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「最初は僕、使わなかたんだ!勝手にレイアウトをいじられても困るんだもの」


「ただ夜中に喉が渇いて・・でも怖くて下の餌場に行けないの。だから・・」
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「 うんとこどっこいしょ・・うんとこどっこいしょ・・・うんとこどっこいしょ 」


  「とうちゃ〜くるんるん  いつの間にか、このベッドサイドは僕はお気に入り」
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 「昼間はちゃんと下まで降りてるよ、おもちゃ箱のバードバスにも入ってる」           
         「つまり、僕は行動範囲が広がったのさ手(チョキ)

               (※水が赤いのは、お薬を混ぜているからです)


私のプライベートは殿が中心になりました。
家事まで後回しにするので、どうしても生活は荒れますが、
そんな私の価値観を生活のパートナーである主人は理解してくれています。
色々な方の支えの中で、今、私は殿と向き合えています。


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2009年06月06日

悪いお知らせ


         さっき、飼い主さんが、優しく僕に教えてくれた
         僕のお腹には風船が入ってるんだって
    その風船は、これから少しづつ、少しづつ膨らんでいくんだって
        そうか、だから最近ウンチがに出にくくなったんだ
             焼砂のせいじゃなかったんだ
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           飼い主さんは、とっても悲しそうだった
      僕が歌っても歌っても、飼い主さんは、泣き止まなかった
  僕の歌声には寂しさも、悲しさも吹き飛ばす、魔法の力があるハズなのに



昨日病院で、殿は、内蔵に重い疾患があると指摘を受けました。
最も可能性が高いのは精巣腫瘍
その病名を聞いた時、目の前が真っ暗になりました。
治せる病気ではないそうです。

今、殿は私の目の前で、元気にはしゃいでいます。
今後皆様には、ご心配を掛けてしまう事が多くなると思いますが、
殿が「頑張る!!」と言う限り、私もトコトンまで付き合っていくつもりです。





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2009年05月29日

焼砂騒動A

     殿は最近、不自然な位に力みます。そしてその割には小さなウンチ
         心配になって、病院でレントゲンを撮ってもらいました
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すると骨格標本のような画像のお尻部分に、焼砂らしき影が多量に映っていました


       焼砂? 本来、体内に留まり消化を助けると言われる焼砂?
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      焼砂は放鳥タイムに必ず下に捲きました。 殿が喜ぶからです
           私は、与えすぎてしまっていたのでしょうか?


    そういえば、あの日、初めて焼砂を与えた時のザラララ。。という砂の音。
               それが頭をよぎって仕方ありません
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  ですが診察の結果、確信をつくまでの原因は、結局突き止められませんでした
  とり合えず焼砂はストップです。今後、少しづつ体外へ排泄されるとの事です



今回の通院で、得たものは大きいです。ただ、往復を含め5時間を費やしました。
そして無理な体勢でのレントゲン撮影。殿は疲れたことでしょう。
移動中、殿は剥製のように緊張し、水もろくに口にしませんでした。
小鳥に詳しい病院が、遠くにしかないというのは、緊急時を思うと、心配です。

殿は今日も、変わらずに元気です。
どうかこれからも、こんな日が続きますように・・・。




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2009年05月20日

「ただいま殿」

            夕方、飼い主さんは、職場から帰ってきた時
           僕の前にたたずんで、ポロポロ涙を溢す時がある
              どうしたの?  いじめられたの?  
           それとも自分を責めてるの?何か悪い事したの?
         泣かないで飼い主さん、 僕は飼い主さんが大好きだよ
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それでも翌朝、飼い主さんは働きに出かけます。まるで自らを束縛しているかのよう
                ねえ飼い主さん、気が付いて
       飼い主さんを覆うカゴは、何処にもないんだよっ 自由なんだよ


                     僕?僕は自由さ。
    好きなときに歌い、甲高いこえで早朝に叫ぶ。 誰もボクを止められない
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       僕は難しい事は良く分からないけれど、幸せな生き方を知っている




毎日、仕事に通っていると、時には嫌な事が有ったり、悩む事が有ったり・・。
私は、この歳になっても帰宅後、部屋で泣き出す事があります。
そんな時、殿はいつだって暖かくて柔らかな羽根で、私を迎えてくれます。
そして、純粋にひた向きに生きる殿の姿は、
私に「大切な何か」を教えてくれるのです。



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2009年03月29日

殿の背中

      放鳥タイム、鈴を鳴らしてカゴを開いても、殿は自分から出なくなりました 
                 私は半ば強引に連れ出します
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出たら出たで、ジャングルジムを、登ったり降りたり、それなりに楽しんでくれます


決して飛ぶことは無くなったけれど、野鳥達の声がすると、遠くに向って叫びます
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そんな殿の背中は、世界中でたった一羽の捕われの身のように、私の目に映ります


殿、どうすれば君に伝える事が出来るだろう
この世界には、君のように、カゴで生きている小鳥達が、数え切れない程沢山居るよ
その中には白い瞳の仲間達もいて、きっと今も同じ様に、窓の光を見つめているよ


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2009年03月07日

殿のお留守番

            「じゃあね殿、行ってくるね」 

   私の声を聞くと殿は、スーイスイと寝床に移動して、定位置にたたずみます
          これは「ナデナデして!!」の合図
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              「ゴメンね、今から出かけなくちゃ」
    その朝、体を膨らませて待っている殿を置いて、私は去ってしまいました




      殿は当初の望みどおり、すっかり手乗り十姉妹になりました
        私を頼り、求めてくれます。殿には私しかいません

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           「ただいま、殿、今日一日どうだった?」
帰宅すると、既に眠りに就いていた殿が、暗闇でモソッと、なでなでスポットに入り
    微かな声で鳴きました  「ブブブ・・ブイブイ・ブーイブーイ」
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     それは仲間を寝床に誘う声でした。よほど寂しかったのでしょう・・・・
 「長らく待たせたね、殿、朝ほんの少しでもイイから、撫でてあげればよかったね」


     どんなに忙しくても、疎かにしてはいけない大切な事がある
          それがなんなのか、何が大切なのか
       改めて自分自身に問いかけた、その日の夜でした
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2009年02月27日

雀さん

               
            殿 「外はピューピュー風の音、冷たい雨が地面を叩く」

  「こんな朝は、何かが足りない。 そう、空を飛び交うの雀さん達の声が無い」

「僕は羨ましくって、窓越しにピーピー呼びかけた。返事なんか一度も無かったけど」
              
        「いつも雀さん達から、元気を分けて貰って生きてきた」
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           「きっと腹ペコ雀さん、濡れた羽に凍える体」
         
     「太陽さん、どうか太陽さん、どうか明日は大地を照らしてください」

            「みんなみんな、震えながら待っている」





先週、TVで、雀が減ってきたという報道がありました。
私は雀が大好きです。 本当に、子供の頃から大好きです。
春にはカワイイ雛達を見せてくれます。
ですがその多くが、冬を越せずに飢えて息絶えるといいます。

害鳥として、駆除され続けてきた歴史を背負いつつも、人間の元で生活し
逆境の中を生き延び、その命を子孫に繋げてきた彼等の姿は逞しく
私は寒空を飛ぶ雀達を目にする度に、秘かに応援してやみません。




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2009年02月11日

強くなれ!!

         殿は最近、頻繁に地面に降りるようになりました。
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      そして帰り道が見つからず、困ってソワソワする事もしばしば・・

  そんな場面を見ても、私は助けません。手を貸したい気持ちをグッとこらえます



             常に側で守ってやれるわけではないから・・・
             いつも一緒にいてあげれるわけないから・・・
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                だから強くなれ、殿、強くなれ!!
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                  自分を頼りに出来るように


         
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2009年02月03日

ワラ拾い

           飼い主さんは毎朝、、寝床にワラを捲いてくれる
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    でも僕、ぶんぶん振り回しては寝床の外に落とすから、スグなくなっちゃうんだ


そしたら飼い主さん、籠の前を通るたびに落ちたワラを拾っては、僕に返してくれる
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        きっと飼い主さん、姫の代わりをしようとしてくれているんだ
        姫は一日中、僕の落とす巣材を、拾い集めてくれてたから

    ・・・有難う、飼い主さん。 でもイイんだ、そこまでしてくれなくてイイんだ・・・


実は僕、拾いに降りているんだよ。嘴を地面に滑らせて、咥えてはポロリ、ポロリ
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    寝床に持ち帰るまでは出来ないから、全然気が付かなかったでしょう?

            僕は僕なりに、今の環境を楽しんでるよ
posted by chiaki at 14:17| 大阪 ☔| Comment(4) | TrackBack(0) | 「姫」に贈る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月27日

殿広場

      殿は、今まで怖がってた床に、積極的に降り立つようになりました
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     ホウキから脱走して以来です、あの時、何かが吹っ切れたのでしょう


      そしてしきりに足元を調べます。  本能がそうさせるのでしょうか?
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         餌の音がすると、寄って来ては、嬉しそうに拾います


               今、殿のマイブームは床exclamation×2
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      上空のジャングルジムへ連れて行っても、スグに降りたがります


籠の中でも外でも、止まり木を、なぞるだけの移動しか出来なくなっていた殿にとって
自分で方向を決めて進める床は新鮮なのかもしれません。 楽しそうで、何よりです

   ・・・けど殿や、気が向いたら、また飛んでおくれ、一応君は鳥だから・・・

posted by chiaki at 08:36| 大阪 ☀| Comment(8) | TrackBack(0) | 「姫」に贈る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月20日

殿の大脱走

         寝床の交換時、殿にはホウキへ非難してもらいます
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     位置の高いジャングルジムだと、危なくて目が離せないからです。


最近はティッシュ箱を使用。「はむぽかハウス」の底板を敷いて半分は床下暖房に
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       まだセッティングに慣れてなくて、少し時間が掛かります


       段差を恐れてか、今までホウキから降りなかった殿ですが・・
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    今日は脱走し、亀のようにヨチヨチと、部屋の端まで行ってしまいました


       特に危険は無さそうなので、このまま待機してもらいましょう
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          るんるんブブブブ・・パピパピパペペペパピポッポポポるんるん
         るんるんキャキャキャキャパペパペプププペパピペッペるんるん
 



    「殿、お待たせ、お陰で作業は完了したよ」        CIMG6349.JPG
「おいで、殿。  悪かったね、長い時間、放っておいたりして」
 

「それにしても、一体何処に行こうとしたの?」
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「ひょっとして、帰りたかったの? 自分でお家を探しに行ったの?」          


「偉かったね、勇気を出して、よくココまで来たね」
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「もう大丈夫、さあ帰ろう、お家へ帰ろう。  暖かい寝床が待ってるよ」


    この後、籠に案内すると、殿はホッとしたように眠りました
posted by chiaki at 07:53| 大阪 ☁| Comment(6) | TrackBack(0) | 「姫」に贈る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月13日

最後のバトン

            小学生の頃、運動会のリレーの順番を決めるとき
    皆の嫌がるスタートとアンカーの両方を頼まれ、引き受けた事が有りました

  私は幼少から人間社会を渡り歩くのが苦手で、いつも居場所を探し求めてました

      殿はそんな私に望まれてやって来て「最後の一羽」のバトンを受取って
          私の手に身を委ね、気持ち良さそうに瞳を閉じます
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          「ゴメンね、殿 ゴメンね。最初のバトンも君だったね」

              「殿」 その名前とは裏腹に      

             無垢で受け身な殿  大切な私の殿
        
posted by chiaki at 11:08| 大阪 ☀| Comment(4) | TrackBack(0) | 「姫」に贈る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月19日

殿の手紙

    
       姫、見てる? 僕は頑張ってるよ。 心配しないで、僕は大丈夫。

           空気と水と光が、僕を包んで、守ってくれてるから


      姫、君がいた頃は 「僕は強いコ」 だと思っていた、でも違ったんだ

 僕はね、ホントはね、そんなに強くはなかったの。誰かが側に居ないとダメだったの

        CIMG4161.JPG
  
       姫、今だから言える 「ありがとう」  もっと早く、君に伝えたかった




          そうそう、新しいお友達は、もう、お迎えしないんだって

          でも飼い主さんが、毎日僕を撫でてくれるようになったよ

        CIMG6247.JPG           

            だから僕はこのまま、もうちょっと頑張ってみるよ

               必ずいつか、僕は行くよ、君のもとへ

               だからそれまで、天国で待っててね   

                            
posted by chiaki at 08:08| 大阪 ☁| Comment(8) | TrackBack(0) | 「姫」に贈る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月12日

ヘレンケラー

           殿は粟穂にぶつかると、上に乗っかります
      足で掴んで、匂いを嗅いで、その感触を確かめてからパクパクパク
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  そう、殿は残された五感を駆使し、自分を取り巻く環境を知る事ができるのです


    殿、そんな君を見ていると、子供の頃に読んだヘレンケラーを思い出すよ
     彼女は目と耳が不自由な暗闇の中で、次々に新しい事を学んだんだ
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過去の画像に生きながらも、君も新しい変化に出会い喜びを感じる事ができるハズ
 
 楽しいことも、まだまだ沢山、きっと見つかる。私にそのお手伝いをさせてね、殿
        
posted by chiaki at 05:33| 大阪 | Comment(6) | TrackBack(0) | 「姫」に贈る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月06日

おやすみ「殿」

            最近、殿は寝つきが悪くなりました

    就寝時刻が過ぎても、寝床の前でソワソワソワ・・・殿、一体どうしたの?
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     そういえば、暗くなると、いつも寝床から姫の声が聞こえてきてたっけね

        殿、耳を澄ましてごらん、ほら、今だって聞こえてくるよ



              るんるんブーイブイブイ・ブーブーブーるんるん
           「コッチだよ、コッチだよ、殿。一緒に寝よう」
posted by chiaki at 04:20| 大阪 ☀| Comment(6) | TrackBack(0) | 「姫」に贈る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月04日

ブログ再開します

                ご心配お掛けしました
          一旦は閉ざそうとしたこのブログですが・・・・・


     見守り続けて下さり、命の大切さを讃えに来て下さった方が居ました

     愛情を注いで下さり、頬を涙で濡らして下さった優しい方が居ました

     愛鳥を亡くした過去の悲しみを打ち明け、慰めて下さった方が居ました

     一本の止まり木を渡る白十姉妹の存在を、伝えて下さった方が居ました


     温かいコメントの一句、一句が、私の冷めた扉を叩いて下さいました
   思いやり溢れるコメントで満たされたブログは、私にとって宝物となりました
        このブログを訪れて下さった方々、心から感謝いたします

       殿の今後は、決して明るい報告ばかりではないでしょう
       新たな心配が生まれては、尽きる事無く続くでしょう
  
       ですが、それでも、今日もその白い瞳は光を見つめます
       小さな体を一杯一杯に膨らませ、明日に向って歌います
CIMG6092.JPG
   私は何故、殿を不憫と決め付け、世間にさらけ出す事をためらったのでしょう
            覆い隠す必要など、何処にもなかったのに

           そう、彼はこんなに逞しく生きているのですから
posted by chiaki at 05:58| 大阪 ☀| Comment(5) | TrackBack(0) | 「姫」に贈る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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